がん幹細胞を死滅させるには?

がん幹細胞をご存じですか?
がん細胞は孤立して存在するものではなく、様々な細胞が一つの塊を形成しており、その中で最近明らかになったのがん幹細胞の存在です。

 

 

これは厄介な親玉的もので自己複製機能を持っていて、その周りを複製された通常のがん細胞が取り囲んでいるいるのです。
また、このがん幹細胞は分裂が遅く、通常のものは速いという特徴があります。

 

 

そして、このうち放射線や抗がん剤などの治療で効き目があるのは分裂の速い通常の癌細胞で、比較的に簡単に死滅させることが出来るようです。
ですが、がん幹細胞に対しては化学療法はあまり効力を発揮しません。

 

 

その為、抗がん剤などで癌が消えたにも関わらず、再発してしまうのは生き残ったがん幹細胞が複製を行うからです。ここに癌治療の難しさがあると言えるでしょう。

 

 

その為、世界中の医療機関で如何にしてこの親玉細胞を死滅させるかの研究が進められています。
ただ、これもブドウ糖をエネルギー源にして生きていることには変わりはありません。

 

 

したがって、糖質を極端に制限する断糖食は、このがん幹細胞を死滅させる手段としても、とても大きな役割を担っていると考えられます。
何故なら、こうした悪性度が高いがんほど、糖質がはければその活動を弱めることが分かっているからです。

 

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