癌とミトコンドリアの関係

癌とミトコンドリアの関係をご存じですか?
最近ではミトコンドリアの研究も進み、ミトコンドリアの機能低下がその周辺の細胞組織の癌化を促進すると言われていますね。
また、癌のミトコンドリア治療もあるなど、癌を消滅させる反応であるアポトーシスを発動させ、強力にがんを排除する治療方法もあります。

 

 

そもそもミトコンドリアとは、細胞小器官とも言われ、人間の体を作っている殆どの細胞の内部に備わっているもので、身体の部位などによっても違ってきますが、一つの細胞に含まれるミトコンドリアはおよそ数百から数千になります。

 

 

その為、細胞内部の小さなパーツであっても、身体の全ての細胞にあるミトコンドリア数を合計すると、体重の1割にも相当するとも言われています。
また、免疫を支配しコントロールしているリンパ球の全体重に占める割合は、わずか0.002%でおよそ1gくらいにしかならず、いかにミトコンドリアが体に重要なものかが分かりますね。

 

 

そして、ミトコンドリアは体に対して大きく2つの働きがあります。一つは口から取り入れた栄養(酸素)を原料にして、1日に必要なエネルギーの95%を作り出すことです。(生物学的にはこれをエネルギーの産生と言います。)
つまり、人間が生きていくる上でなくてはならない最大のエネルギー生産工場と言えるのです。

 

 

もう一つはアポトーシスを取り仕切ることです。
がん免疫治療について勉強されている方なら既にアポトーシスという言葉をご存じかも知れませんが、日本語で表現すればプログラムされた細胞死(細胞の自殺)。精密な体の仕組みによって何らかの障害や異変が生じた細胞を検出して、それがひとたび他の細胞に危険を及ぼすと判断されると、それを小さく分解して体内から取り除いていしまう反応です。

 

 

したがって、ミトコンドリアは体に不要な細胞を取り除くなど、身体のメンテナンス的役割を担っていると言えます。
以上のことからも分かりますが、ミトコンドリアが正常に機能しないと、生きる上で必要なエネルギーはあらかた作られなくなり、そうなればリンパ球でさえエネルギー不足になり、満足に働くことが出来なくなり免疫力も落ちてきて、癌細胞を駆除出来なくなり進行してしまうでしょう。

 

 

そして、ゾウリムシのような形をしたミトコンドリアの内部を顕微鏡で見ると外側を包む外膜とその内側の内膜によって二重の膜構造になっています。
中でも、一番重要な仕組みが内膜に備わった呼吸鎖・電子伝達系と呼ばれる構造で、そこにエネルギー産生の反応をスムーズにするシトクロームCという物質があり、これがアポトーシスを発動する司令塔の役目を担っていることが明らかになっています。

 

 

したがって、ある細胞に不具合が生じたら、その内部に備わったミトコンドリアがそれをいち早く察知し、その細胞の消滅が望ましいと判断したら、ミトコンドリア内膜からシトクロムCを放出し、これが次々と反応を連鎖させて、アポトーシスを促進させて、癌細胞などの不必要な細胞を自殺に追い込むのです。

 

 

こうした一連のアポトーシス反応によって、不具合などが生じた細胞も、先々大きな問題を引き起こす前に排除できることで、私たちの命の安定性を維持できるのです。
その為、ミトコンドリア膜を良質に保つ必要があります。

 

 

この膜が何からできているのか、その原材料を知って、それを多く含んだ食品をしっかり摂取すれば癌の予防や治療に有効なのは明らかです。この【荒木式】がん対策プログラムでは、その代表的な食品や、ミトコンドリア膜の性質を悪化させる油についても言及しています。

 

ミトコンドリアを良質に保つ方法をお教えします!

 

【荒木式】がん対策プログラムの詳細を見てみる

 

TOPへ