がんも栄養を絶たれれば死滅する
がん細胞も栄養を絶たれれば死んでしまいますね。
私たちの体は、およそ60兆個の細胞から出来ていると言われており、その膨大な細胞の一つひとつが生命を維持していく為には、生まれかわる代謝が必要となります。
その為に必要になるのが、食事からの栄養なんです。
それによって細胞の分裂を繰り返し、生命維持や増大させているのです。
ですが、栄養が尽きてしまうと代謝が出来なくなってきて、やがて死に至ってしまいます。
これはがん細胞も同じで、生きているものの全ては死に至るという事実は、がん治療をする上で大きな助けになるでしょう。
そして、がん細胞が主に栄養としているのはブドウ糖であり、しかも正常な細胞の3〜8倍も取り入れなければ生命活動を維持することができないのです。
一方、正常な細胞はブドウ糖の供給が絶たれたとしても、皮下脂肪からエネルギーを作り出すことができるんですね。
これがケトン体という物質です。
例えば、遭難した人が何も食べずに水だけで何日も生き延びたという話は良く聞きますが、これも体内に蓄えられた脂肪のおかげなんです。
つまり、ブドウ糖が尽きた中で、脂肪酸の分解によって合成されたケトン体が、生き延びるためのエネルギーを供給してくれていたからに他ありません。
これまで、は私たちの生命活動は、ブドウ糖をエネルギー源にしていると一般的に考えられてきました。
もし、それが事実だとしたら、炭水化物などをの糖質を多く含む食品を極端に制限すれば、患者さんのエネルギーが無くなってしまい、身体を衰弱させて容態の悪化を加速させてしまうだけでしょう。
ですが、実際に極端な糖質制限をする断糖食を実践している患者さんの多くが、QOL(生活の質)を高く維持し、延命効果の最大化や奏効率(がん細胞が縮小や消滅したりした患者さんの割合)もアップできているのです。
これを知れば理論上ガンは死滅させることが出来るでしょう。
元ハーバード大学准教授が考案した信頼性の高い画期的な最新のガン食事法