がんのリスクを減らすには?

がんのリスクを減らすにはどうすれば良いと思いますか?
そもそも癌の原因はとても複雑で、その人が持つ体質的なものだけでなく、生活習慣が深く関わって発症することから、ガンも生活習慣病の一つと言われていますね。

 

 

とはいえ、癌の種類によっても生活習慣における危険性は違ってくることから、いちがいにどれが良くて、悪いとかを判断するのは難しいものです。

 

 

また、日頃からバランスの良い食事を心掛けることが健康に良いと言われますが、そうした食事をしていれば癌にならないかといえば、そうとは限らないんですね。
例えば、多くの加工食品には、保存料や防腐剤、防かび剤なども入っていますし、野菜や果物には残量農薬の問題もあるでしょう。

 

 

ですが、癌は生活習慣病で多くは食生活が原因のひとつであるのは間違いないでしょう。
そして、良く言われるのは、かって日本は癌が少なかったことから食が欧米化が進んで、肉食が増えたために癌も増加したと言われることです。

 

 

緑黄色野菜が癌の予防や改善に良いというイメージがあるのに対し、肉などの食べ過ぎがガンを引き起こすと思っている人は少なくないでしょう。
実際にそういった調査報告も多く、日本の国立がんセンターも多くの赤肉を食べていた女性は、結腸がんのリスクが高くなっているという同様の結果を報告しています。

 

 

ですが、私が思うに、これらは糖質を制限していない普通の食事をした人たちの調査結果であり、それをそのまま鵜呑みにはできません。何より、糖質を制限すると肉食が多くなますが、それにより食後の高血糖の急激な上昇がなくなり、インスリンの分泌が過剰になることがないのです。
インスリンは細胞の増殖を促す働きもあるので、癌の発生と進行を助けてしまうのです。

 

 

実際に、厚生労働省が2007年に出した疫学調査では、血中のインスリンが高い男性は、低い人に比べ3倍くらい大腸がんになりやすいという報告もあるんですね。

 

 

インスリンが多く出ているということは、言いかえれば高血糖の状態もそれだけ多くなるということです。
ガン細胞が増殖する為の唯一の栄養が糖ですから、炭水化物などから糖を摂りすぎによって起こる高血糖状態そのものが、癌の発生に大きく影響しているわけです。

 

 

いずれにしても知っておいて欲しいのは、これを食べれば、癌は治るとか、効くとかではなく、がんの治療や予防には有効であり、三大療法だけでは治りにくい状態を、食事療法を取り入れることで、治りやすい状態にして、抗がん剤などの副作用を最小限に抑えて、生活の質を上げることができることこそが食事療法を取り入れる意味でしょう。

 

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